新型スープラのデザインがダサいと言われる4つの理由【評判を調査】

新型スープラってダサいのか？

2019年に17年ぶりに復活したトヨタ新型スープラ。

そんな中「新型スープラってダサい」という声も耳にします。

結論からいうと、新型スープラは決してダサいスポーツカーではありません。

有名なUSAニュース.comによる「ベストスポーツカー for 2020&2021」では世界の最新高級スポーツカーの中で堂々のベスト10入り。

海外ではかなりの評価を得ているということ。

さらには、新型スープラ2021年モデルは出力がアップ、足回りも再チューニングされるということが話題になっているからです。

とはいうものの「新型スープラってダサい」という声は気になりますよね。

そこでこの記事では「なぜ新型スープラはダサいと言われてしまうのか？」検証します。

新型スープラの購入を考えてるスポーツカー好きの方は、ぜひ参考にしてください。

新型スープラのデザインが「ダサい」と言われる理由4つ【評判考察】

「新型スープラはダサい」と言われている理由は大きく4つあります。

それぞれ、ダサいと言われている理由をみていきましょう。

① 顔のデザインがカッコ悪いから

新型スープラはダサい！という意見の中でも特に多いのが「顔」です。

いわゆるフロントビューのデザインですね。

じつは、先代の80スープラも出た当初は「顔が新幹線」などといわれて酷評だったんです。

なんたって、プロのスープラ乗り、GTドライバーである織戸学選手ですら「80スープラ買ったらみんなからバカにされた」と言っているくらいですからね。

「新型スープラの顔はダサい」って今の状況は、そのころにそっくり。

新型スープラに限らず、イメージと全く違うデザインの車は違和感バリバリ。

なので「新型スープラの顔がダサい」という人がいるのも仕方ないところでしょう。

じゃあ「新型スープラの顔がかっこいい」という人はいないのか？

そんなことはありません！実はムチャクチャ多いんです。

とくに「実際に走っている姿を見たらイメージが変わった」という意見が多いんですよね。

実際、私も写真しか見ていないときは「微妙かも～」でしたが、リアルで見たら「むっちゃカッコいいじゃん」でした。

② 目ヤニ付きヘッドライトがダサい

「新型スープラの顔がダサい 」という意見の中でも「ヘッドライトがダサい」という意見も、けっこう見かけますよね。

こうした細かい点まで見られているってのが、良くも悪くも新型スープラがいかに注目されているかの証といえそうです。

個人的には新型スープラの6連LEDという高性能ヘッドライトの造形は全然ありかなと。

とくに、ライト点灯時には「目ヤニ」と言われているラインがスマートで逆にカッコいいと思います。

また、ヘッドライト点灯時に対向車からウィンカーって見えにくいですが「目ヤニ」まで伸びていることで視認性がアップしているのも安全面でもアリかと思います。

③ 加速音が微妙だから

個人的には「加速音がダサい」という意見があることに逆に驚きでした。

いろいろな動画で見ても、リアルで聞いても「え！これってノーマルだよね？」ってほどヤバいくらいいい音してるんですよね。

スポーツモード時のバブリング音なんか、かなり派手なので、街中はノーマルモードがいいかなって思うくらい。

ただ「新型スープラの加速音ってダサい」と感じそうなところもあるんです。

それは、エントリーモデルであるSZ（2L・4気筒）をノーマルモードで普通に走らせたとき。

見た目とは裏腹に静かなので「この外観でこの音はダサい」って感じそうです。

でもスポーツモードにして踏むと、加速音だけじゃなく足回りやハンドリングも豹変しますけどね。

④ クラクション音（ホーン）がダサい

これはほぼ全員が「同意」「同感」かもしれませんね。

よく言えば「かわいい音」といえなくもないのですが、スポーツカーでこの音はダサいと言われても仕方ないところ。

新車購入時には、まっさきに交換したくなりそうです。

これでもダサいと言える？新型スープラの魅力4つ

ここからは「新型スープラはダサくない」その魅力を4つ紹介していきましょう。

順番に解説していきます。

① 現状唯一の国産高級スポーツカー

国産スポーツカーといえば日産GT-Rが思い浮かびますよね。

またトヨタにも小型スポーツカーなら「86」という選択肢もあります。

でもGT-Rも86も「高級を知る大人のスポーツカー」ではないんですよね。

そんな中で17年ぶりに復活したのが高級スポーツカーである新型スープラ。

じつは北米でも大人気で世界最大級の自動車パーツショウ「SEMA SHOW」ではカスタムモデルが46台も出展されると大人気でした。

そして、世界の最高・高級スポーツカーランキングである「US News」の「Best Luxury Sports Cars for 2020 & 2021」では堂々の8位獲得です。

これほど評価が高いスポーツカーが「ダサい」と言われる理由はありませんね。

② 高性能と快適性能の両立

スポーツカーというと、高性能と引き換えに、

というイメージがありますよね。

女性は「うるさいクルマ」「乗り心地わるいクルマ」はキライです。

ここって、スポーツカー好き男性が悩むところですよね。

そこで新型スープラのいいところ。

どのモデルもノーマルモードならいたって静かで乗り心地もいい、ふつうのオートマ乗用車的なんですよね。

ところが、スポーツモードにしたとたん、エキゾーストノートと派手なバブリングはもちろん、エンジン特性から足回りまで、まさにスポーツカーに豹変。

こんなクルマがダサいワケないのではないでしょうか。

③ スポーツカー好き女子には人気？

パッと見の存在感やグラマラスなボディーは、高級スポーツカーとしての存在感がバツグンです。

とくに今どきの国産車にはない「ロングノーズ」からの「ショートデッキ」はスポーツカー好きにはたまりません。

じつは「ロングノーズのスポーツカー」って、レーシングカーのポジションに近いんでドライビングには慣れが必要なんですよね。

だから、新型スープラのようなロングノーズスポーツカーをさりげなく運転できると、スポーツカー好き女子にはウケがいいみたいですね。

新型スープラがダサい理由なんて、やっぱりなさそうです。

④ 次回ワイスピに登場で評価一変？

これは希望的推測なんですが、新型スープラって次回ワイスピで登場すると思うんですよね。

というのも、最初にポールが乗っていたのがオレンジのA80スープラでした。

しかもポールの遺作となった「スカイミッション」では、彼自身の所有車である白のA80スープラが有名なラストシーンを飾ってます。

すでに、ワイルドスピード・オフィシャルサイトではGR Supraとのコラボ済みです。

最新作「ジェットブレイク」には間に合いませんでしたが、シリーズ第10作にはA90新型スープラが登場してもおかしくありません。

「新型スープラダサい」という評価は一掃されるのではないでしょうか。

新型スープラは結局ダサいのか？僕が考える総合評価

それぞれの評価をくわしく解説してみましょう。

① デザイン

「ロングノーズ」は、古典的スポーツカーの基本でカッコよさはピカイチ。

ただ、細い道での曲がり角や狭い車庫入れにはちょっと苦労するかもしれません。

それも含めてのスポーツカーと楽しめるかどうかが、評価の分かれるところかもしれませんね。

また、BMWが共同開発なんだなあと感じるところが多いのも評価の判れるところかも。

とくにインテリアやメーター類はBMWぽい。

質感はとてもいいのだが、GRっぽさがもっとあってもいいなあと感じます。

個人的には、計器類がすべて運転席側を向いていたA80の「コックピット感」が、もう少しあってもよかったと思います。

② 女子ウケ

クルマ好き男子としては「カッコいいスポーツカー・新型スープラでモテたい」と思うところ。

なんですが、「ドライブ好き女子」の中でスポーツカーの評価はイマイチ。

その理由は「ドライブ好き＝クルマそのものが好きなわけではない」からなんです。

では「クルマ好き女子」には新型スープラはどう見えるのか気になるところですが、かなりの人気みたいです。

私の周りでは、とくにクルマ好きではなくても「新型スープラってカッコいい」という女性多いんですよね。

でも、さらに聞いてみると、クルマ好き女子にモテる条件は「車種」もさることながら、運転中の姿や運転マナーのようですよ。

あおり運転や、急発進・急ハンドルなんてもってのほか。

けたたましい排気音やホイールスピンで「俺ってカッコいい～」なんて、クルマ好き男子の大いなる勘違いですから要注意。

そして、新型スープラのようなスポーツカーは、女性にとって乗り降りが大変です。

そこで、さっと手を差し伸べてエスコートできるような男性が最後はモテる。

新型スープラ買ったら、ぜひ彼女をやさしくエスコートしてあげましょう。

③ 高級感

エクステリアもインテリアも、質感はすごくいいですよね。

ドアの開閉音も高級スポーツカーにふさわしい重厚さがあります。

ただ、スポーツカーにありがちなドアが長く重いので、女性の乗り降りにはエスコートしてあげたいところ。

そうした見た目の高級感もさることながら、RZに搭載される3L直6エンジンのシルキーなレスポンスは高級感あふれます。

さらに、足回りもしなやかで意外に小回りも効くのが街乗りでもありがたいところ。

いろんな車種に乗って感じるのは、トヨタ車って見た目は大きくても意外に小回りがきいたり車庫入れがやりやすいんですよね。

ただし、新型スープラのホーンだけはいただけません。

ここまでのクルマに仕上げたのに、なんでホーンの音がコレなのかが超疑問です。

④ スピード

4気筒2Lエンジンも6気筒3Lエンジンも、エキゾーストノートも違うし、乗り味も違いが判りやすい。

最高速に至っては250㎞/hと、十分すぎるパフォーマンスを発揮しています。

ただ、高回転でのノビがちょっと鈍るところがあるという評価もあります。

この辺は、2021モデルでは圧縮費や排気系が見直されパワーアップしてくるので、改善されてきそうです。

じつは、ボディーのカッコいいエアダクトはぜんぶダミーなんですよね。

「騙された！？」

でも、このダミー、カンタンに外せそうなんです。

正式なコメントはないので個人的な推測ですが、これってレース仕様へ転換しやすいようになっているんじゃないかなと。

サーキット走行で必要なブレーキ冷却とか、エンジンルームの抜けを考えたとき、普段使いのクルマのボディに穴開けたり加工するのは気が引けます。

でも、ダミーエアダクトを外して対応できればお金もかからないし、レギュレーション的にもOKとなるかなと。

もしそうなら、サーキット走行時のスピードはさらにアップできるかもしれません。

まとめ：新型スープラはダサくない

この記事では新型スープラがダサいと言われる4つの理由を検証してみました。

でも、今回の新型スープラに限らず、大きくデザイン変更された新型車って、はじめはほとんどが「ダサい」って評価されてきた歴史があります。

そして、新型スープラがダサいかどうかは、結局のところあなたのチューニングセンスや運転マナーにかかってくるのではないかと思います。

ぜひこの記事を参考に、ダサくない新型スープラ乗りをめざしていきましょう。