日本車の高級ブランド「レクサス」
車に明るくない人でも「レクサス=高級車」のイメージを持たれるほどです。
しかし、一部「レクサスはダサいよね」という声もあるようです。
レクサスの購入を考えている方にとって、気になるところ。
結論から言うと、レクサスは決してダサい高級車ではありません。
というのも、レクサスの2019年度:国内販売台数は前年比13%向上しています。
レクサスが人気である証拠です。
アメリカやヨーロッパなど海外でもレクサスは高評価なんですよ。
ベストカー2020&2021のスーパーラグジュアリー部門で、レクサスLSは堂々の4位。
ミッドサイズSUV部門ではレクサスRXが3位。
それ以外にも各部門でランクインしています。
それではなぜ「レクサスはダサい」という声があるのでしょう?
「ダサい」という声を1つ1つ検証してみます。
レクサス購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
レクサスが「ダサい」と言われてしまう4つの原因
「レクサスがダサい」と言われている理由は、大きく4つの原因があります。
- グリルのデザインがダサい
- デザインがダサい
- 顔がダサい
- ロゴがダサい
それぞれ見ていきましょう。
① グリルのデザインがダサい
レクサスの最大の特徴ともいえるのが「スピンドルグリル」と呼ばれるグリルですよね。
じつはその特徴が1番「ダサい」と言われている原因にもなっているようです。
でも、よくよく見ていくと…
「レクサスのフロントグリルがダサい」「なんでスピンドルグリルなの?」という声は、スピンドルグリルが登場したばかりの初期のころに多かった意見なんですよね。
ベンツよりレクサス欲しいな。
なんかあのサマになるスピンドルグリルに
見る度に引き込まれそうになるわ— 塚ヒロシ@ (@tsuka_hiroshi) November 13, 2020
最初はレクサスのスピンドルグリル嫌いだったけど今になって好きになってきた😍
— dorasuta (@BRZuizui) November 9, 2020
なんて声も多いんです。
正直、私も初期のレクサスのスピンドルグリルは「ムリしてる」という印象でした。
すれ違う時も、フロントグリルがやたら目立つけど、浮いている感アリアリ。
正直「ダサいなあ~」って思ってしまいました。
ただ、見慣れていない個性的なデザインは「特徴的」「印象的」であればあるほど違和感を感じてしまうもの。
今でこそアウディの定番であるシングルフレームグリルも発表当初は散々な言われようでしたが、今ではアウディの顔として定着しています。
レクサスのフロントグリルも、2013年の初登場から年月を経た今「スピンドルグリル=レクサスの顔」として定着しているといえそうです。
② デザインがダサい
レクサスのデザインがダサいという声もあります。
しかし、よくよく見ていくとレクサス登場初期のころがピークのようです。
当初は見慣れない大きなフロントグリルが目立ちすぎていて、車体全体のデザインがぼんやりしてしまったように思います。
かくいう私も、はじめのころのレクサスのイメージは、やたら目立つグリルだけで車体デザインがどうだったかのイメージがあまりありません。
まとまりがないというか、シャッキリしていないというか。
でも、今のレクサスは違いますね。
マイナーチェンジのたびにデザインが良くなっている印象です。
新型IS見て思うがレクサスって年々デザインが良くなっていくよなぁ
特に今回のISとLCは有無を言わせないくらいかっこいいと思うの
— 竈門・ネズコ・タクヤレー (@kutaquta) November 13, 2020
なんて声も多くなっているんですよね。
やはり、個性的・特徴的なデザインなゆえに、はじめは受け入れられなかったということになりそうです。
個人的にも最近のレクサスのデザインってカッコいいと思います。
とくにISやRCなんて、すごくカッコいいですよね。
ちなみにレクサスって、当初のターゲット市場であるアメリカでは「自動車史上最速でブランド確立に成功した」っていわれているんです。
そんなレクサスのデザインがダサいわけがありません。
そうそう、2020年モデルのISのコンセプトの一つは「挑発的」ですから、デザインもかなり挑発的ですが、レクサスブランドが確立した今ではダサいなんて言わせないスタイルになっています。
③ 顔がダサい
「レクサスの顔がダサい」という声をよくよく見ていくと、ヘッドライトデザインのマッチングが大きな原因になっているようです。
とくに初期のレクサスISなどの顔がダサいという声が多いようですね。
原因はヘッドライトデザインとスピンドルグリルとのマッチング。
たしかに、素人目に見ても「なんかちぐはぐだなあ」でした。
ところが、マイナーチェンジでヘッドライトデザインが変更され、最近のモデルの顔はカッコいいという声が多いんですよね。
LEXUS昔はださいなー思ってたけど最近目がギリリ細いやつあれ格好いいなー次LEXUS買おうかな
— apapapa (@rahsaanmkt) July 30, 2020
すくなくとも、最近のレクサスに関しては「顔がダサい」という評価は当てはまらなさそうです。
④ ロゴがダサい
レクサスのロゴマークはLEXUSの頭文字のLをモチーフにしたデザインになっています。
これがカタカナの「レ」に見えるからダサいということのようですね。
個人的には、なんの先入観もなしに見れば普通に「L」をモチーフにしたロゴで「レ」には見えないと思います。
実際、ロゴマークがダサいという声があるらしいと調べて、はじめて「レ」に見えるという声を知ったくらいです。
それに、「レに見えるからダサい」という声があるのを知ってからもレクサスのロゴが「レ」に見えたことはないんですよね。
周りに聞いても「言われてみれば」程度でしたから、個人的にはレクサスはダサいという評価にはつながらないなと思います。
これでもダサいと言える?レクサスの魅力5つ
ここまでレクサスがダサいと言われる原因を見てきました。
ですが、ここからはレクサスの魅力を見ていきましょう。
実は購入時にも購入後も魅力がいっぱいあるんです。
- SOSコールが標準装備
- ディーラーの居心地が最高
- 圧倒的に壊れにくいところ
- リセール(下取り価格が高い)
- 高級車のイメージが強いのでドヤれる
順番に解説していきます。
SOSコールが標準装備
事故や故障など万が一のトラブルはじめ、急病時の緊急通報も24時間サポートしてくれるのがSOSコール。
最近よく耳にする「あおり運転」にあったときも、GPSで位置を特定して110番してくれるなんてことも出来るんです。
普段使いでもドライブでも、絶大な安心を得られるSOSコールですが、オプション料金や別途契約料がかかるのが通常。
でもレクサスなら新車購入時からSOSコールが標準装備なんです。
女性には、クルマの最高速やコーナリング性能よりも、こうした安全装備のほうが評価高いんですよね。
ディーラーの居心地が最高
ベンツやBMWなどのディーラーの応対に慣れているドライバーには、国産の一般ディーラーってちょっと物足りないんですよね。
店内の高級感はもちろん、スタッフの洗練さにも差を感じざるえません。
でもレクサスはさすが高級ブランド。
店内のインテリアなども高級感バッチリですし、スタッフの対応も一般の国産車とは違いを感じます。
知り合いのBMW営業マンですら、レクサスの対応はいいってほめるくらいなんですよね。
クルマのドアを開けてエスコートしてくれたり、レクサス購入相談時から購入後もオーナーの満足度を高めてくれるのは、さすがレクサスと感じます。
圧倒的に壊れにくいところ
仕事に行くとき、ドライブの最中など、クルマの故障ってホントにイヤになりますよね。
そんな不安もレクサスなら大丈夫。
じつはレクサスの壊れにくさはダントツです。
世界的な調査会社であるJDパワーによる「日本自動車耐久品質調査」でレクサスは2018年・2019年とも連続TOPなんです。
※データ画像入れた方が良いでしょうか?
最新2020年でも総合で2位、ラグジュアリ車では相変わらず1位キープと、その壊れにくさは世界的調査の折り紙付き。
ちなみに「米国自動車耐久品質調査」では8年連続1位。
広大なアメリカでは走っている途中で車が故障なんかしたら、それこそ命にかかわりかねませんから、ダントツで壊れにくいレクサスの人気が高いのも納得です。
彼女とドライブの途中でクルマがエンコなんて、最高にカッコ悪いですからね。
VW、BMWでドライブ途中の故障を経験したことのある自分には、レクサスの壊れにくさはムチャクチャ魅力です。
リセール(下取り価格が高い)
レクサス新車購入時に気になる一つがリセールバリュー。
リセールバリューが高ければ、次も新型のレクサスに乗り換えられますからね。
そこでレクサスのリセールバリューとして残価率を調べてみましょう。
残価率とは、新車購入費用の何%で売れるか?という割合で、3年落ち普通乗用車の平均残価率は50%前後といわれています。
では気になるレクサスの残価率はどうでしょう?
RXやNXなどSUVは60%~70%以上と高い残価率となっています。
やはり実用的で使い勝手が良く運転もしやすいSUVが人気があるようです。
ちなみにレクサスでもLS、ISなどのセダン系は50~60%とRXより低めですね。
といっても、普通の3年落ちよりは高いリセールバリューなっているのはさすがです。
同じレクサスでも車種やグレード、ボディーカラーでも差が出ますし、モデルチェンジのタイミングで大きく変動しますから、あくまでも参考値としてみてくださいね。
リセールバリューを見ても、レクサスが人気車種ということが判りますね。
高級車のイメージが強いのでドヤれる
高級車の良いところは、いい意味でドヤれるところ。
ベンツのSクラスとか乗ったことのある人ならわかりますよね。
そして、もちろんレクサスも高級車なのでドヤれることは確実です。
レクサスで一流ホテルのクルマ回しに行くと、明らかにベルボーイの対応がよくなりますし、高級ブランド店でも応対の違いを感じられるでしょう。
一番ドヤれると感じるのは、レクサスでベンツや他の高級車のディーラーに行ったときでしょうか。
明らかに普通の国産車で行ったときと応対が変わりますからね。
ただし、レクサスで車高を落としたりマフラー替えたりすると、下品なドヤりになりますから要注意。
レクサスのような高級車は、フルノーマルか純正オプションでオシャレに乗るのが一番ドヤれるんです。
レクサスは結局ダサいのか?私が考える総合評価
デザイン | |
---|---|
女子ウケ | |
高級感 | |
スピード |
レクサスがダサいと言われる原因、レクサスの魅力 をそれぞれ見てきましたが、結論としてレクサスはダサいのか?ダサくないのか?
私的に見た総合評価をまとめてみましょう。
評価が分かれる最大要因であるフロントグリルですが、最近のレクサスはヘッドライトデザイン、ボンネットラインとのマッチングがすごくカッコ良いですよね。
最新のレクサスISなんかは、フロントグリルもすごくいい感じで見た目もバッチリ。
コックピット周りのデザインもカッコいいんですよね。
リセールバリュー的にイチオシのRXも、SUV車体にスピンドルグリルがよく似合ってます。
アメリカでのブランド確立やリセールバリューが高いことなど、客観的にもデザインがカッコいい証でしょう。
女子の多くはクルマのことなんか全然知らないし興味もないですよね。
そんな女子でもベンツやBMW、そしてレクサスは高級車として知っていることが多いんです。
彼氏に迎えに来てもらうなら、やっぱり高級車がいいと思うのが女心。
実際に周りの女子に聞いてみても、迎えに来て欲しいクルマで一番多いのはベンツ、続いてBMWやアウディ、そしてレクサスという名前が出てきます。
クルマ好き男子の間では賛否両論のレクサスのスピンドルグリルですが、クルマを知らない女子には高級感のある存在感でウケがいいんです。
レクサスの中でもやはり一番人気はRXなどのSUV、つぎがちょっとスポーティーなISあたりでしょうか。
ちなみに、同じレクサスでも改造車は絶対NG。
車高調入れたりマフラー替えるなんて、女子目線では言語道断なので要注意です。
レクサスは間違いなく高級車です。
価格が高いから高級ということではなく、デザインも乗り心地も内装も、まぎれもなく高級感あふれているんですよね。
とくにボディカラーの高級感あふれる美しさはさすがレクサスです。
個人的にはホワイトノーヴァガラスフレークとグラファイトブラックガラスフレークがおススメです。
リセールバリューも高い色ですしね。
レクサスの中でも一番人気のRXは、意外にもベースグレードでも、けっこう内装の高級感があるんです。
さすがに本革ではありませんが、個人的には汗でべたつきやすいし滑りやすい本革より、ベースグレードのファブリックシートのほうが好きだったりします。
オーナーを満足させるレクサスの高級感は、同乗者にも伝わること間違いないでしょう。
日本のニュルブルクリンクを目指して作られたトヨタの新テストコース。
そこで鍛えられたレクサスの性能は、高速道路を含め一般道では十分すぎるほど。
GT500のベース車両となっているLC500はもちろんバカっ速いのは当然ですが、リミッター解除したIS Fはノーマルでも290㎞/hという最高速データもあるんですよね。
1.8LエンジンのCTや2.0LエンジンのUXなど、レクサスのエントリーモデルでは、車重からエンジンの非力さを若干感じることもありそうです。
とはいうものの、踏み込んでいけばしっかりと加速、実用的には十分すぎるほどのスピードに達してくれますね。
高級車でありながらスピード性能も楽しめるのがレクサスの本領といえるかもしれません。
まとめ
レクサスがダサいと言われる4つの原因と5つの魅力から、私が考える総合評価をまとめてみました。
結論として、レクサスは全然ダサくないし、購入するに値する高級車ということがわかりました。
あまりにも個性的だったフロントグリルが一部に「ダサい」といわれていましたが、レクサスイメージの確立とともに、最近ではカッコいい高級車という評価で女子ウケもいいんですよね。
もちろん、クルマのデザインの好みは人それぞれです。
すくなくとも市場調査やリセールデータからみたレクサスはダサいクルマではありません。
レクサス購入を考えている方は、この記事を参考にカッコいいレクサス乗りを目指してください。